5Sとは、整理・整頓・清潔・清掃・躾の5つのキーワードのローマ頭文字をなぞらえて呼ばれている、職場環境の維持改善で用いられるスローガンです。
- 整理…要るものと要らないものとを区分けし要らないものは捨てること
- 整頓…要るものを使いやすいように置き必要な際すぐ取り出せる状態にすること
- 清掃…汚れているところをきれいにすること
- 清潔…いつでもきれいで衛生的な状態を維持すること
- 制度(しくみ)…決められたことを間違いなく実行できるように習慣づけること
5Sを正しく行えば、非常に強力な改善ツールとなります。
弊社では、5Sを主軸にコンサルティング業務を行っています。
改善とは
改善の目的は、作業をラクにすること、便利になること、効率を良くすること、それによって生まれた余裕を使い、より良いものを生み出すことです。
ラクでになること、便利になることに反対する人はいるでしょうか?
- 改善活動をやってみたがダメだった
- すぐに元の状況に戻ってしまった
- かえって状況が悪化してしまった
- 今が忙しくて改善どころじゃない
- 何度かコンサルタントに依頼したけれど少しも良くならなかった
「改善なんて、どうせやっても無駄でしょ」そんな気持ちになっていませんか?
改善には正しいやり方があります。そして、続けることに意味があります。
人間は思っているよりも不完全な生き物です。どれだけ完璧を目指しても、本当に完璧を実現できることはないでしょう。
一方で、人間は日々進化していく生き物です。今までできなかったことが、経験の積み重ねでできるようになるということは、いくつもあるでしょう。
不完全で、しかし日々進化していく人間だからこそ、「できる限りの完璧」という目標を日々更新し、新たにできるようになったことを目標に反映し、常により良く変えていくことが求められます。
この、”常により良く変えていくこと”こそが、まさに改善なのです。
改善のヒント
何をどうしたら改善ができるのでしょうか。
答えは、日々こなしている業務の「当たり前」を疑うことです。
不便が「当たり前」になっていませんか?
多少不便でもこれが普通、やりにくいけどこれがルール、理由はわからないけどなんとなくしている作業……こうした「当たり前」にメスを入れることで、改善の糸口を探っていきます。
普段の何気ない「当たり前」のものごとに、改善のヒントは眠っているのです。
その「当たり前」を探るために、5Sというツールを使っていきます。